AFC_U-20アジアカップ2023とは? わかりやすく解説

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AFC U20アジアカップ2023

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/31 08:23 UTC 版)

AFC U20アジアカップ2023
AFC U20 Asian Cup
Uzbekistan 2023
大会概要
開催国 ウズベキスタン
日程 2023年3月1日 - 3月18日
チーム数 16 (1連盟)
開催地数(2都市)
大会結果
優勝  ウズベキスタン (1回目)
準優勝  イラク
3位  日本
 韓国
大会統計
試合数 31試合
ゴール数 69点
(1試合平均 2.23点)
総入場者数 169,342人
(1試合平均 5,463人)
得点王 熊田直紀(5点)
最優秀選手 アボスベク・ファイズラエフ
 < 20202025

AFC U20アジアカップ2023: AFC U-20 Asian Cup 2023)は、2023年3月1日から3月18日にかけてウズベキスタンで開催された第41回目のAFC U20アジアカップである[1][2]

当初は2020年10月14日から10月31日にかけて開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により大会そのものが中止となり[3]、2023年に改めてウズベキスタンで開催されることとなった。この大会からはFIFA U-20ワールドカップと同年開催とし、出場年齢を19歳以下から20歳以下に切り替えて大会名がAFC U20アジアカップとなる初の大会となった[4]。ウズベキスタンが初優勝を果たした。

本大会の上位4チームには2023 FIFA U-20ワールドカップの出場権が与えられた。

予選

予選は、2022年9月10日から9月18日及び10月14日から10月18日にかけて行われた。参加した44チーム(本大会開催国であるウズベキスタンを含む)が4または5チームずつ10グループに分かれ総当たり戦を行い、各グループ1位の10チームと2位の内上位5チームが本大会の出場権を得た。

本選出場国

会場

タシュケント フェルガナ
ブニョドコル・スタジアム JARスタジアム ロコモティフ・スタジアム イスティクロル・スタジアム
収容人数: 34,000 収容人数: 8,500 収容人数: 8,000 収容人数: 20,200

組み合わせ抽選会 

組み合わせ抽選は、2022年10月26日タシュケントで行われた。ポット分けに関してはAFC U-19選手権2018の成績をもとに決められ以下の通りとなった[5]

ポット1 ポット2 ポット3 ポット4
  1.  日本
  2.  タジキスタン
  3.  オーストラリア
  4.  インドネシア
  1.  ヨルダン
  2.  中華人民共和国
  3.  イラク
  4.  ベトナム
  1.  イラン
  2.  オマーン
  3.  シリア
  4.  キルギス

グループリーグ 

日時はすべて現地時間(UTC+5)

順位決定方法 

順位は勝ち点の合計により決定する。勝ち点が同じ場合は以下の順で基準を適用し決定する[6]

  1. 当該チーム間の対戦における勝ち点
  2. 当該チーム間の対戦における得失点差
  3. 当該チーム間の対戦における得点
  4. 1.~3.を適用後も2チーム以上が同順位となる場合そのチーム同士で再度1.~3.を適用して順位を決定する。それでも決まらない場合5.以降を適用する。
  5. グループ全試合での得失点差
  6. グループ全試合での得点
  7. 2チームのみが同順位で当該チームがグループ最終戦で対戦していた場合PK戦
  8. 試合で受けたカードの枚数をポイント化し(イエローカード=1、イエローカード2枚によるレッドカード=3、一発レッドカード=3、イエローカードの後一発レッドカード=4)その少ない順
  9. 抽選

グループA 

チーム 出場権
1  ウズベキスタン (H, A) 3 2 1 0 3 0 +3 7 ノックアウトステージ進出
2  イラク (A) 3 1 1 1 3 2 +1 4
3  インドネシア (E) 3 1 1 1 1 2 −1 4
4  シリア (E) 3 0 1 2 1 4 −3 1
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法
(A) 上位ラウンド進出; (E) 敗退; (H) 開催地.
インドネシア 0 - 2 イラク
レポート
  • アブドゥルカリーム  28分
  • ジャミール  90+6分
観客数: 120人
主審: サドゥロ・グルムロディ
ウズベキスタン 2 - 0 シリア
  • ファイズラエフ  37分
  • アル・ラマダン  68分 (o.g.)
レポート

シリア 0 - 1 インドネシア
レポート ホッキー英語版  35分
観客数: 95人
主審: マジェド・アル=シャムラニ英語版
イラク 0 - 1 ウズベキスタン
レポート コルドルコノフ  17分
観客数: 32,218人
主審: ヤヒヤ・アリ・アル・ムラ

ウズベキスタン 0 - 0 インドネシア
レポート
イスティクロル・スタジアム, フェルガナ
観客数: 18,006人
主審: マジェド・アル=シャムラニ英語版
イラク 1 - 1 シリア
  • アブドゥルカリーム  17分
レポート
  • アル・ラマダン  90+5分
観客数: 93人
主審: アマル・マフフード

グループB 

チーム 出場権
1  イラン (A) 3 2 0 1 6 4 +2 6 ノックアウトステージ進出
2  オーストラリア (A) 3 2 0 1 12 4 +8 6
3  ベトナム (E) 3 2 0 1 4 4 0 6
4  カタール (E) 3 0 0 3 2 12 −10 0
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法
(A) 上位ラウンド進出; (E) 敗退.
オーストラリア 0 - 1 ベトナム
レポート
  • グエン・クオック・ヴィエット英語版  6分
イスティクロル・スタジアム, フェルガナ
観客数: 5,715人
主審: 陳信全中国語版
カタール 0 - 1 イラン
レポート
イスティクロル・スタジアム, フェルガナ
観客数: 6,120人
主審: 金優誠

イラン 2 - 3 オーストラリア
  • エスラムタラブ  25分
  • エナヤツザディ  80分
レポート
イスティクロル・スタジアム, フェルガナ
観客数: 1,154人
ベトナム 2 - 1 カタール
  • グエン・クオック・ヴィエット英語版  45+2分
  • グエン・ヴァン・チュオン英語版  90分
レポート
  • アル・ラーウィー  84分 (PK)
イスティクロル・スタジアム, フェルガナ
観客数: 1,024人
主審: アクロル・リスクラエフ

カタール 1 - 9 オーストラリア
  • アサール  2分
レポート
ベトナム 1 - 3 イラン
  • クアット・ヴァン・カン英語版  56分
レポート
  • ハズバヴィ英語版  36分
  • サハルキザン  75分
  • ホセインネジャド  90+4分
イスティクロル・スタジアム, フェルガナ
観客数: 982人
主審: アブドゥッラー・ジャマリ

グループC 

チーム 出場権
1  韓国 (A) 3 2 1 0 6 0 +6 7 ノックアウトステージ進出
2  ヨルダン (A) 3 1 1 1 2 2 0 4
3  タジキスタン (E) 3 1 1 1 1 2 −1 4
4  オマーン (E) 3 0 1 2 0 5 −5 1
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法
(A) 上位ラウンド進出; (E) 敗退.
韓国 4 - 0 オマーン
  • キム・ヨンハク英語版  30分
  • ソン・ジンヨン  34分58分
  • カン・ソンジン英語版  90+1分
レポート
観客数: 53人
主審: アクロル・リスクラエフ
タジキスタン 0 - 2 ヨルダン
レポート
  • アザーイゼ  7分
  • ダルウィーシュ  25分
観客数: 253人
主審: ヤヒヤ・アリ・アル・ムラ

ヨルダン 0 - 2 韓国
レポート
  • ペ・ジュンホ  65分
  • カン・ソンジン英語版  71分
観客数: 221人
主審: ケイシー・レイベルト英語版
オマーン 0 - 1 タジキスタン
レポート
  • カモロフ  80分

韓国 0 - 0 タジキスタン
レポート
ヨルダン 0 - 0 オマーン
レポート
観客数: 30人
主審: ヤヒヤ・アリ・アル・ムラ

グループD 

チーム 出場権
1  日本 (A) 3 3 0 0 7 2 +5 9 ノックアウトステージ進出
2  中華人民共和国 (A) 3 1 1 1 4 3 +1 4
3  サウジアラビア (E) 3 1 0 2 2 4 −2 3
4  キルギス (E) 3 0 1 2 1 5 −4 1
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法
(A) 上位ラウンド進出; (E) 敗退.
日本 2 - 1 中華人民共和国
レポート
観客数: 251人
主審: ザイド・サーメル・モハンメド
サウジアラビア 1 - 0 キルギス
レポート
観客数: 587人
主審: カースィム・アル=ハトミ

キルギス 0 - 3 日本
レポート
観客数: 287人
主審: 陳信全中国語版
中華人民共和国 2 - 0 サウジアラビア
  • 木塔力甫・依明卡日英語版  65分
  • 徐彬  72分
レポート
観客数: 325人
主審: ヤヒヤ・アリ・アル・ムラ

サウジアラビア 1 - 2 日本
  • ジョーシャン  74分
レポート
中華人民共和国 1 - 1 キルギス
  • ベクベルディノフ  58分 (o.g.)
レポート
  • ジェニシベコフ  87分
観客数: 235人
主審: アブドゥッラー・ジャマリ

ノックアウトステージ

ノックアウトステージでは、90分が終わって同点の場合15分ハーフの延長戦を行いそれでも決しない場合はPK戦で勝者を決める。

3位決定戦は行わない。

組み合わせ

 
準々決勝準決勝決勝
 
          
 
3月11日 – タシュケント(ブニョドコル)
 
 
 ウズベキスタン (p)1(5)
 
3月15日 – タシュケント(ブニョドコル)
 
 オーストラリア1(4)
 
 ウズベキスタン (p)0(3)
 
3月12日 – タシュケント(JAR)
 
 韓国0(1)
 
 韓国(延長)3
 
3月18日 – タシュケント(ブニョドコル)
 
 中華人民共和国1
 
 ウズベキスタン1
 
3月11日 – タシュケント(JAR)
 
 イラク0
 
 イラン0
 
3月15日 – タシュケント(JAR)
 
 イラク1
 
 イラク (p)2(5)
 
3月12日 – タシュケント(ロコモティフ)
 
 日本2(3)
 
 日本2
 
 
 ヨルダン0
 

準々決勝

イラン 0 - 1 イラク
レポート
  • ジャシム  90+1分

ウズベキスタン 1 - 1 (延長) オーストラリア
  • アブディラマトフ  79分
レポート
PK戦
  • ファイズラエフ
  • ホルドルホノフ
  • アブドゥラゾコフ
  • マハマジョノフ
  • ラフモナリエフ
5 - 4
観客数: 33,494人
主審: アマル・マフフード

韓国 3 - 1 (延長) 中華人民共和国
  • キム・ヨンハク英語版  62分 (PK)
  • ソン・ジニョン  100分
  • チェ・ソクヒョン  105分
レポート
観客数: 467人
主審: ヤヒア・アル・ムラ

日本 2 - 0 ヨルダン
レポート
観客数: 163人
主審: マジェド・アル・シャムラニ英語版

準決勝

イラク 2 - 2 (延長) 日本
  • ジャシム  12分
  • ジャミール  103分
レポート
PK戦
  • アリ
  • マフディー
  • ジャシム
  • ラード
  • カーシム
5 - 3
観客数: 251人
主審: アマル・マフフード

ウズベキスタン 0 - 0 (延長) 韓国
レポート
PK戦
  • ファイズラエフ
  • マハマドジョノフ
  • アブドゥラフマトフ
3 - 1
  • カン・ソンジン英語版
  • カン・サンユン
  • パク・チャンウ
  • キム・ジス
観客数: 33,977人
主審: アブドゥッラー・ジャマリ

決勝

ウズベキスタン 1 - 0 イラク
  • ラフモナリエフ  79分 (PK)
レポート

優勝国

 AFC U20アジアカップ2023優勝国 

ウズベキスタン
初優勝

表彰

大会最優秀選手 大会得点王 ベストゴールキーパー
アボスベク・ファイズラエフ[7] 熊田直紀(5得点)[8] オタベック・ボイムロドフ[9]

2023 FIFA U-20ワールドカップ出場国

関連項目

脚注

  1. ^ 2020 AFC Competitions Calendar Updated as at 15 March 2019 - AFC、2019年5月15日(2022年9月25日閲覧)
  2. ^ Uzbekistan, Bahrain recommended as hosts for 2020 AFC U-19 & U-16 Championships - AFC、2019年9月17日(2022年9月25日閲覧)
  3. ^ 「日本のサッカーの未来そのもの」育成年代の国際大会中止を受けて、U-20影山、U-17森山の両監督が強化継続を叫ぶ”. ヤフーニュース (2021年1月28日). 2022年9月25日閲覧。
  4. ^ AFC Competitions Committee recommends changes to youth competitions”. アジアサッカー連盟 (2018年11月26日). 2022年9月25日閲覧。
  5. ^ Uzbekistan 2023 contenders to discover opponents”. AFC (2022年10月24日). 2023年1月14日閲覧。
  6. ^ AFC-U20-Asian-Cup-2023-Competition-Regulations”. AFC. 2023年1月14日閲覧。
  7. ^ "Fayzullaev named Most Valuable Player" (Press release). the-afc.com. 19 March 2023. 2023年3月19日閲覧
  8. ^ "Japan's Kumata wins Yili Top Scorer award" (Press release). the-afc.com. 19 March 2023. 2023年3月19日閲覧
  9. ^ "Boymurodov lands Best Goalkeeper honour" (Press release). the-afc.com. 19 March 2023. 2023年3月19日閲覧

外部リンク




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