464XLAT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 14:54 UTC 版)
464XLAT(RFC 6877)は、IPv6のみのネットワークの上のクライアントがIPv4のみのインターネットサービス(Skypeなど)にアクセスできるようにする。 クライアント(例えばSkypeクライアント)は、IPv6のみのネットワークを通してNAT64トランスレーター(上述)に送るために、SIITトランスレーター(上述)を使用してIPv4パケットをIPv6に変換する。NAT64トランスレーターは、IPv4が使用可能なネットワークを通してIPv4のみのサーバ(例えばSkypeサーバ)に送るために、IPv6パケットをIPv4に変換する。SIITトランスレーター(CLAT)は、(特別なソフトウェアとして)クライアントそのものとして、または中間のIPv4が使用可能なLAN(ただし、それにはIPv4インターネット接続性があるなら、464XLATは必要でない)として実装される。NAT64トランスレーター(PLAT)は、サーバーとクライアント(CLATを通して)に到達できなければならない。NAT64の使用は、UDP、TCP、ICMPを用いたクライアントサーバモデルの接続に制限される。 464XLATはトランスレーションであり、CPEあるいは端末に置かれるCLATはステートレス、PEに置かれるPLATはステートフルとなる。 実装 Android用のCLATの実装: Android CLAT AndroidネイティブのCLATの実装はバージョン4.3(Jelly Bean)で導入された。 Windows PhoneネイティブのCLATの実装は2014年にWP 8.1で導入された。 iOSネイティブのCLATの実装は存在しない。
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