4回目の録音
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「ザ・クリスマス・ソング」の記事における「4回目の録音」の解説
ニューヨーク市のキャピトル・スタジオで、1961年3月30日に録音された。初めてのステレオ録音であるこのバージョンは、クリスマスの時期になるとラジオでしばしば流されるものとなっており、おそらくこの曲の最も広く知られたバージョンである。レーベルに記載されたクレジットには、「ナット・キング・コール(ナット・キング・コール、ボーカル;ジャールズ・グリーンとピート・ルゴーロ (Pete Rugolo)、オーケストラ編曲;ラルフ・カーマイケル、オーケストラ指揮)」とある。伴奏の編曲は1953年のものとほとんど同一であるが、ボーカルはずっと深みを増し、明瞭なものとなっている。もともとは、コールの初期のヒット作をステレオで再録音したLP『The Nat King Cole Story』のために行なわれた録音であったが、後に、1960年のクリスマス・アルバム『The Magic of Christmas』の再発に際して、「世の人忘るな (God Rest Ye Merry Gentlemen)」との差し替えで収録された。アルバム名も曲名と同じ『The Christmas Song』に改題されたこの再発盤は、1962年に発表され(モノラル Capitol W-1967、ステレオ Capitol SW-1967)、現在も同じ内容でCDが出ている。「ザ・クリスマス・ソング」のこの録音は、多数のコンピレーションにも収録されている。キャピトル・レコードのポップ・スタンダード曲の各種コンピレーションに収録されるだけでなく、より広くレーベルを超えて楽曲を集めたコンピレーションにも取り上げられている。例えば、(ニューヨーク市のラジオ局WCBS-FMの『Ultimate Christmas Album Volume 3』にも、このバージョンが収録されている。1991年に、このバージョンはデジタル・リマスターが施され、2005年9月27日にリリースされたアルバム『The Christmas Song』のタイトル・トラックとして再発された。
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