30_M_791とは? わかりやすく解説

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30 M 791

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/15 13:56 UTC 版)

30M791/DEFA 791
パリ航空ショー2007の展示
種類 航空機関砲
原開発国 フランス
開発史
開発者 GIAT
製造業者 GIAT→ネクスター
製造期間 1988年 -
諸元
重量 120 kg
全長 2,400 mm

砲弾 30×150mmB弾
口径 30mm
作動方式 自動機構: ガス圧作動方式[1]
閉鎖機構: リヴォルヴァー[1]
発射速度 2,500発/分
初速 1,025m/秒
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30M791は、フランスで開発された航空機関砲30mm口径リヴォルヴァーカノンである[2]DEFA 791Bと称されることもある[3]

来歴

フランスのDEFA(Direction des Etudes et Fabrications d'Armements)は、ナチス・ドイツ時代のマウザー社でMG 213の設計チームを率いていたアントン・ポリッツァーを招聘し[4]、MG 213/30によく似た30mm口径リヴォルヴァーカノンであるDEFA 500シリーズを開発・製造した[5][6]

DEFA 500シリーズは、ダッソー社製の機体を中心として、フランス製航空機の航空機関砲として広く採用された[5]。しかし流石に陳腐化が指摘されるようになったことから、DEFAの後身であるGIAT(Groupement Industriel des Armements Terrestres)社は、より高性能なリヴォルヴァーカノンの開発に着手した[7]

1980年代、次世代砲のための弾薬として30×150mmB弾が開発された[8]。この弾薬を使用する砲として、まず開発された30M741では、シリンダーあたりの薬室数は500シリーズと同じ5個ではあるが、砲身とシリンダーをそれぞれ2本・2個ずつとした[7]。続く30M761では、砲身数は2本のまま、シリンダーを1個に減らす一方で薬室数を10個とした[7]。30M763は、30M761をもとに砲身数も1本に減らしたモデルである[7]

これらの経験を踏まえて、ラファール戦闘機の搭載砲として開発されたのが30M791である[7]。1988年には最初の先行量産型が製作され[3]、1991年にはガンポッドに収容しての空中試射が開始された[7]。そして2002年より、ラファールMに搭載されて実用化された[7]

設計

本砲の開発にあたり、GIATは、MG 213以来の基本設計に最新のコンピュータ支援設計技術と材料技術を適用することで、発射速度と信頼性を大幅に向上させることを目標とした[3]ガス圧作動方式リヴォルヴァーカノンという点ではMG213Cや500シリーズと同様だが、薬室数は5個から7個に増やされた[7][3]。DEFA 554と同様に、単一形式のリンクによって砲の両側から給送弾を行うことができるほか[注 1]、給送弾機構の再設計によって砲の部品点数が削減され、誤動作英語版の発生率が低減された[3]。一方で、このような設計変更の結果、砲は重量・サイズともに増大し、重量は85キロから120キロに、また全長も201センチから240センチとなった[7]。 射撃は、0.5秒または1秒のバースト射撃(21発または42発)と全自動射撃を選択できる[7]

上記の通り、本砲では30×150mmB弾が採用された[8]。これは国防省からの委託を受けてマトラマニューリン英語版社が開発したもので[3]、DEFA 552で採用された30×113mmB弾薬莢を延長して推進薬を増量することで初速を高速化したものである[8]。30×113mmB弾は、1940年代にマウザー社がMG 213/30で採用した30×85mmB弾と同程度のサイズに収めるという制約があったのに対し、30×150mmB弾ではこのような制約から脱却しており、外見上の印象は、マウザー BK-27で採用された27×145mmB弾と近くなっている[8]。撃発は30×113mmB弾と同じく電気式である[7]

脚注

注釈

  1. ^ DEFA 554より前の500シリーズでは、給送弾を砲の右側から行う場合と左側から行う場合とで異なるリンクを使う必要があり、兵站面の負担が大きいという問題があった[6]

出典

  1. ^ a b Williams 2022, pp. 208–209.
  2. ^ Williams 2022, p. 191.
  3. ^ a b c d e f ForecastInternational 2024.
  4. ^ Williams 2022, pp. 76–78.
  5. ^ a b Chinn 1987, pp. 443–445.
  6. ^ a b Williams 2022, pp. 188–189.
  7. ^ a b c d e f g h i j k Williams 2022, pp. 190–191.
  8. ^ a b c d Williams 2022, p. 141.

参考文献

関連項目

外部リンク

  • Nexter(2010年7月20日閲覧)

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