300SLプロトタイプ (W194)
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「メルセデス・ベンツ・300SL」の記事における「300SLプロトタイプ (W194)」の解説
スポーツカーレース用ワークスマシン。シャーシやボディは新設計だが、エンジンや足回りは開発期間短縮のため300リムジン (W186) から流用した。「SL」は計画発表段階では「Super Leicht(超軽量)」を意味しており、スペースフレームと軽量なアルミ製ボディにより車重を870 kgに抑えている。ボディラインは市販型よりも丸みを帯びており、フロントグリルは縦型グリルを採用し、レース参戦を記念して「パナメリカーナグリル」と名付けられ、そのグリルはAMGモデルの最強の証としてその後メルセデスAMG・GTなどに採用されている。 レース参戦と並行してスーパーチャージャー式エンジンやエアブレーキの搭載がテストされた。レース活動終了後の1953年には、トランスアクスルや燃料噴射エンジンのテストカーも製作されている。
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