2014年での不祥事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 00:25 UTC 版)
「フィル・ラッド」の記事における「2014年での不祥事」の解説
2014年11月6日、覚醒剤・大麻所持の容疑で地元の警察に逮捕され、更には捜査の過程でマネージメント担当のスタッフにしつこく脅迫的な内容のメッセージを送りつけていた容疑(殺人教唆および脅迫罪)も同時に浮上した。アンガスはこの事態を受けて、逮捕前のレコーディング時から問題を抱えていたことをインタビュー内で打ち明け、「フィルは自分自身で今の状況を招いたんだよ。あいつのことをそういう風に言うのも辛いんだけどさ。彼はドラマーとしても凄い奴だし、俺たちにも色々と尽くしてくれてきているからね。でも、なんだかどうにもならない状態になってるみたいなんだよな。今のあいつは俺たちの知ってる頃とはずいぶん変わっちまった」とフィルの不祥事に対して遺憾の意を露わにし、「そういう領域に入るとすごく難しいんだよね。正確にはどういうことになってるのか俺だってわからないし。ただ、俺に言えるのは、バンドという見方で考えると、あいつはちょっといったん身辺を整理しなきゃならないってことかな」と発言して代役を立てる可能性も示唆したが、バンド側におけるフィルの今後に関して明確なコメントを出さなかった。なお、フィル本人は取り調べには素直に受け答えをしており、マネージメント側のプロモーションが上手く行かなかった腹いせでやったことを認めているという。その後、ワールドツアーの代役として、フィルの脱退時に加入していたクリスがバンドのツアーに同行することが発表されたものの、この時点ではまだフィルの今後に関するバンドからの正式な発表はなされていなかったが、同年4月末付で、バンドの公式ページからフィルの名前が削除された。 ツアー不参加の発表から数ヶ月後の同年7月9日、8ヶ月の自宅拘禁の判決が下されたが、フィルは結局この取り決めを守らず、自宅に娼婦を呼び寄せ、飲酒していた容疑で7月18日に再び逮捕された。
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