2013年:再びモニュメントレース連勝
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「ファビアン・カンチェラーラ」の記事における「2013年:再びモニュメントレース連勝」の解説
ミラノ〜サンレモ 3位 E3・ハレルベーク 優勝残り35km地点のオウデ・クワレモントでアタックすると誰も追走できず、このまま独走勝利。 ロンド・ファン・フラーンデレン 優勝冬の故障とヘント~ウェヴェルヘムの落車で不調ではあるものの、それでも優勝候補のトム・ボーネンが早々に落車リタイヤ。その影響もあってか、レースは淡々と進む。終盤にステイン・デヴォルデルの必死な牽引もあり徐々にプロトンも絞られていく中、E3と同じく3回目のオウデ・クワレモントでカンチェラーラがアタック。ついていけたのはヘント~ウェヴェルヘムを勝った怪童ピーター・サガンのみ。2人は先行していたユルゲン・ルーランツに追いつき、最後の激坂パヴェの3回目パーテルベルグへ突入。最大勾配20%を超える石畳だが、360mと距離が短いため何も起きずゴールへもつれるかと思いきや、カンチェラーラが再度アタック。長い距離を逃げていたルーランツが早々に千切れ、サガンが食い下がるも頂上付近で大きく離される。最終的に1分27秒差をつけて独走勝利。チームメイトが要所要所で集団牽引し、一昨年のチーム力とは異なる展開で去年の雪辱を果たす結果となった。 パリ〜ルーベ 優勝ボーネンやサガンが未出走のため優勝の本命とされ、他チームからマークされる。終盤で他チームのエース格がアタックする中で取り残されても前方を追おうとせず、トラブルを抱えているかと思いきやアタック。付き位置の選手を千切って単独で前方集団へ合流。更にアタックし、先頭集団に追いつく。カルフール・ド・ランブルでステイン・ファンデンベルフと ズデネク・シュティバルが観客と接触し先頭から脱落。残ったセプ・ファンマルクを千切るべくアタックを繰り返すが引き離せず、ヴェロドームでスプリント対決となった。先にスプリントを開始したファンマルクの番手を取り、最後のストレートで外側から差して勝利した。同年のロンド・ファン・フラーンデレンとパリ~ルーベ2連勝を2回(2010、2013)はトム・ボーネン(2005、2012)と並び、史上2人目となった。
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