2団体以上が同一の競走に格付けを定める場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:11 UTC 版)
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このように、日本では、格付け決定者が多数存在するため、同一競走に対し複数の格付けが与えられる場合もある。 2011年現在格付け決定者が重複している主な競走 ジャパンカップ - ICSC・JRAともにGIに認定 フェブラリーステークス - ICSC・JRA・ダート競走格付け委員会いずれもGIに認定 東京大賞典 - ICSC・ダート競走格付け委員会ともにGIに認定 その他、JRAで施行された全てのダート重賞は全てJRAとダート競走格付け委員会により重複して格付けされている。ただし両者は整合性を保つように格付けを同一にしており、便宜上共通の格付けとして扱われることが多い。 2006年度(2007年3月31日まで)以前は南関東競馬で行われた中央地方全国交流重賞にはダート競走格付け委員会と南関東の定める格付けに食い違いも見られ、例えば関東オークスはダート競走格付け委員会ではGII、南関東の格付けではG1となっていた。 フェブラリーステークスなどは三者から格付けが行われており、煩雑過ぎる嫌いもある(JRAとダートグレードを共通の格付けと見なしても2種類が存在しえる)。どの格付けを重く見るかは各自の主観に拠るところが大きい。 JRAでのJpnIなどの新たな格付け名称は、2007年に唐突に決定されたため、JRAのホームページやポスター、パンフレット、またマスコミの発表などではGIという表記が残っており(2007年5月までに中央競馬で行われた全てのJpnI競走について日本中央競馬会「GI」と表記していた)、他者(この場合ICSC)の格付けと錯覚させるような事例があった。なお地方競馬(各主催者や地方競馬全国協会)では4月1日から速やかに新しい表記に変更された。
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