1989年欧州議会議員選挙とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 1989年欧州議会議員選挙の意味・解説 

1989年欧州議会議員選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/30 09:57 UTC 版)

欧州議会議員選挙
実施地域 加盟12か国
日程 1989年6月15-18日
定数 518
有権者数 244,951,379
投票率 58.5%
前回選挙 1984年
次回選挙 1994年
選挙方法
北アイルランド以外のイギリスでは小選挙区制
そのほかは比例代表制
テンプレートを表示

1989年欧州議会議員選挙(1989ねんおうしゅうぎかいぎいんせんきょ)は、欧州共同体加盟12か国で行われた、欧州議会議員を選出する選挙。1986年にスペインポルトガルが加盟してから初めてすべての加盟国で一斉に行われた選挙であったが、今回の投票率は59%まで下がった。

結果

1989年欧州議会議員選挙 最終結果(1989年7月25日)
会派 志向 代表 議席数
  SOC 社会民主主義 ジャン=ピエール・コット 180
  EPP キリスト教民主主義 エゴン・クレプシュ 121
  LDR 自由主義自由民主主義 ヴァレリー・ジスカール・デスタン 49
  EUL 共産主義極左 ルイージ・アルベルト・コラジャンニ 42
LU ルネ=エミール・ピケ
  ED 保守 クリストファー・プラウト 34
  G グリーン・ポリティクス マリア・アメリア・サントス 30
  EDA 国民保守主義 クリスティアン・デ・ラ・マレーヌ 20
  DR 極右ナショナリズム ジャン=マリー・ル・ペン 17
  RBW リージョナリズム ヤーク・ヴァンデメーレブラウケ 13
  NI 無所属・独立 - 27 合計:518 出典:[1][2]

社会主義政党連盟が3回連続で勝利し、選挙前の166議席から180議席にまで伸ばし、欧州人民党グループも8議席増という結果になった。他方で欧州民主主義グループは改選前に66あった議席のうち32を失う大敗を喫し、第3会派から第6会派にまで転落した。欧州自由民主改革党はスペインとポルトガルが加盟した際に行われた両国における選挙で議席数を伸ばしていたが、今回の選挙ではさらに議席を獲得して第3会派となった。なお選挙後、レインボーと共産系の2会派がそれぞれ分裂した。

議席数

加盟国ごとの議席配分数
議席数 議席数
西ドイツ 81 ポルトガル 24
イギリス 81 ギリシャ 24
フランス 81  デンマーク 16
イタリア 81 アイルランド 15
スペイン 60 ルクセンブルク 6
オランダ 25 合計 518
ベルギー 24

ポルトガルとスペインにとっては今回がほかの加盟国と同時に行う最初の選挙であった。スペインには60議席が、ポルトガルには24議席がそれぞれ配分され、他方でほかの加盟国の議席数に変更はなされなかったため、合計の議席数は434から518に増加した。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「1989年欧州議会議員選挙」の関連用語

1989年欧州議会議員選挙のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



1989年欧州議会議員選挙のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの1989年欧州議会議員選挙 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS