1978-1979 アシュラム事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 04:07 UTC 版)
「クラス (バンド)」の記事における「1978-1979 アシュラム事件」の解説
1978年、クラスは初EP「The Feeding of the 5000(スモール・トラッカー・レーベル)」をリリースした。レコード制作工場の工員は「Asylum」の詞のキリストに対する冒涜的な内容から作業を拒否した。結局レコードはその曲なし(かわりに2分間の沈黙)でのリリースとなった。 この事件により、クラスは、レーベルに妥協させられる立場に置かれ、その素材に対する編集権限を保持するため、独立したレコードレーベル「クラス・レコード」を設立することとなった。 再録音された「Asylum」の拡張バージョンは、「Reality Asylum」と改名され、その後、自身のレーベル「クラス・レコード」からリリースされた。そののち、クラスと7インチシングルは警察によって調査された。さらに「ダイヤル・ハウス」にまでロンドン警視庁(スコットランドヤード)の風紀取り締まり班が来て、訴追を脅したが、結局、その事件は棄却された。 「Reality Asylum」は普通のレコードの半額の値段で販売され、クラスのできるだけ安くレコードをリリースするというポリシーの最初の例となったが、バンドは付加価値税を費用に分配することができず、売れたぶんの金額をそっくり失ってしまう。 1年後、「The Feeding of the 5000」(「The Second Sitting」)の新作を発表し、元のバージョンの「Asylum」を復元した。
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