1971(昭和46)年日本シリーズ第3戦の実況中継
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/06 19:02 UTC 版)
「石井智 (アナウンサー)」の記事における「1971(昭和46)年日本シリーズ第3戦の実況中継」の解説
1971(昭和46)年10月15日、石井は巨人-阪急の日本シリーズ第3戦(後楽園球場)のラジオ中継実況を担当した。この試合は9回裏に巨人・王貞治が阪急・山田久志から逆転サヨナラ3ラン本塁打を放ち巨人の勝利となり、劇的な幕切れとなった。 石井は王が本塁打を打った瞬間、まず本塁打の様子を伝え、直後に「山田動けない。山田動けません」と、マウンド上で膝を落としうなだれて動かない山田に視線を向けて、その様子を伝えている。 サヨナラホームランなどのような劇的な場合、どうしても本塁打を打った選手に注目しがちであるが、石井は打たれた投手の様子も的確に伝えており、その姿勢についてTBSの社内では「スポーツ実況の手本」として高く評価している。 TBSでは石井の死後、テレビの特別番組でこの実況を取り上げ、石井の実況放送の姿勢について回顧している。また、ラジオにおいても、この実況録音が紹介される時に、「スポーツ実況の手本」という旨を説明するときがある。
※この「1971(昭和46)年日本シリーズ第3戦の実況中継」の解説は、「石井智 (アナウンサー)」の解説の一部です。
「1971(昭和46)年日本シリーズ第3戦の実況中継」を含む「石井智 (アナウンサー)」の記事については、「石井智 (アナウンサー)」の概要を参照ください。
- 1971年日本シリーズ第3戦の実況中継のページへのリンク