1970年位-1980年位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 19:22 UTC 版)
「プーマ」の記事における「1970年位-1980年位」の解説
1974年10月、創業者のルドルフ・ダスラーが死去。ルドルフの遺言状には、プーマの所有権は次男ゲルトに相続すると書かれていたが、法律上は遺言状より合資会社(KG)の定款が優先されるため、実際は長男アルミンがプーマ株式の6割、ゲルトが株式4割とその他の遺産を相続することになった。新CEOに就任したアルミンのもとプーマはその後約10年で売上を5倍に伸ばした。 1980年代、プーマはアメリカ市場において大量のシューズを格安で売りさばいた。これは短期的には利益を生んだが、廉売店に並ぶ安物シューズというイメージは結果的にブランド価値を貶め、それは全米最大の靴販売チェーンのフットロッカーがプーマの取り扱いを控えるといった形で現れた。 1986年7月、プーマは株式会社に移行し、フランクフルトとミュンヘンの証券取引所に上場した。上場当初こそプーマの株価は急騰したが、アメリカ市場での苦境がドイツに伝えられると株価は下がっていった。1989年5月、ダスラー家が保有していた72%の株式がスイス企業コサ・リーベルマンに売却された。プーマで働いていたルドルフの孫達も会社を離れ、プーマとダスラー家の繋がりはなくなった。
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