1556年シクスト・ドニーズ版とは? わかりやすく解説

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1556年シクスト・ドニーズ版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 04:54 UTC 版)

ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1557年)」の記事における「1556年シクスト・ドニーズ版」の解説

16世紀書誌学者ラ・クロワ・デュ・メーヌは、その書誌ノストラダムス触れた際に、リヨンのシクスト・ドニーズ(Sixte Denyse)が1556年出版した予言集に触れている。 シクスト・ドニーズという業者は、リヨン出版史専門家たちの調査でも確認できていないため、この版の実在性疑問視する見解もあるが、他方粗雑な1557年版に先行するオリジナル増補版と想定されることもあった。例えば、エヴリット・ブライラーは、9月6日版が未発見だった1979年時点で、11月3日版において第6巻ラテン語詩第7巻の2篇が省略されているのは、先行する版に比べて判型小さくしたため入りきらなくなったのだろうと推測した当時製本都合上ページ16ページ単位増えた11月3日版は160ページなので、それをわずかでもオーバーすれば16ページ増やす羽目になったはずである)。このことから、先行する版はより大きな判型詩篇省略されていなかった可能性指摘した。 現在では、粗雑な11月3日版に先行する増補版として、9月6日版を位置づけることが出来るため(この判型正にブライラーが想定してたように一回り大きく詩篇省略がない)、かつてのドニーズ実在論根拠一つ崩れている。

※この「1556年シクスト・ドニーズ版」の解説は、「ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1557年)」の解説の一部です。
「1556年シクスト・ドニーズ版」を含む「ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1557年)」の記事については、「ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1557年)」の概要を参照ください。

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