13を吉とする文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 19:59 UTC 版)
「13 (忌み数)」の記事における「13を吉とする文化」の解説
西洋では忌み数である13だが、中国の一部地域では「十三」と「実生」(実るという意)の発音が似ているため吉数としている。広東語ではそれぞれ sap6saam1, sat6saang1 である。また、仏教においては釈尊を守護する十三仏(これ自体は日本で考えられた)というものがあり吉数として捉えられている。中国で忌み数とされているのは次の番号である14である。 アメリカ合衆国は建国時の州の数が13(独立十三州)であるため、当初は建国に縁のある吉数とされていた。同国の1ドル紙幣の裏面や国章には、「13葉ついたオリーブの枝と13本の矢を掴む鷲」や鷲の胸にある「13本の縦縞模様(ストライプ)が描かれた盾」、さらに「13の星」、「13層のピラミッド」など13に因んだものがあしらわれている。しかし、その後の13にまつわる凶事や様々な迷信等により現在では忌み数となっている。 ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーは13という数字を好んだ。これは自分と自分の母の名前の綴りが13字だからである。 くし屋を「十三や」と呼ぶことがあるのは、くしの語呂合わせである数字の九四が「苦死」に通じて縁起がよくないためでもある。
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