0.5勝0.5敗に換算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:59 UTC 版)
{勝利数 + (引き分け試合数 × 0.5)} ÷ 試合数 1引き分けを0.5勝0.5敗に換算する方法。引き分けのない場合と同様に、ゲーム差(貯金数・借金数 / 勝ち越し数・負け越し数)・マジックナンバーなどの指標が矛盾なく機能する。 特徴:1勝の価値が常に同じとなり、"ゲーム差" と "勝率上の差" との間に誤差が生じない。 「勝利=2点・敗退=0点・引き分け=1点 の勝点制」の、暫定順位の問題を解消したものとみなせる。 最終消化試合数が異なる場合に矛盾が生じる場合がある。(勝率5割超の例)Aチーム20試合15勝5敗(貯金10)勝率.750、Bチーム22試合15勝5敗2分(貯金10)の場合16勝6敗換算になる事で勝率.727とAチームが上位となる。(勝率5割未満の例)Cチーム22試合9勝13敗(借金4)勝率.409、Dチーム24試合9勝13敗2分(借金4)の場合10勝14敗換算になる事で勝率.417とDチームが上位となる。同勝利数・同敗戦数で引き分けが存在するか否かの場合のみに矛盾が生じる事になる。 採用例:日本プロ野球で1956年から1961年まで使用されていた(ただし1959-60年はセントラル・リーグのみ)。 プロ野球サントリーカップ(1999, 2000)で採用された。 韓国プロ野球で2003年から2008年まで使用されていた(ただし2003-04年は勝利数優先)。 2006 ワールド・ベースボール・クラシックで採用された。 日本の大学野球で現用になっている例がある(北東北大学野球連盟など)。 NFL(1972年度より)
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