3つのバルド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/27 19:35 UTC 版)
バルド・トゥ・ドル(チベット死者の書)には、3つのバルドの段階があるとしている。順番に、 チカエ・バルド(死の瞬間のバルド)・・・生命の本性である「光」が現れる。 チョエニ・バルド(心の本体のバルド)・・・慈悲に満ちた優しい寂静尊が四十八体、ついで人骨を身につけた血まみれの恐ろしい憤怒尊が五十二体現れ、死者の意識は最大の危険にさらされる。しかしながら、これらは心の作り出した幻影に過ぎないと経典は語る。 シパ・バルド(再生のバルド)・・・解脱させようとした努力も甲斐なく、ここまで来てしまった死者の魂には次善の策として六道輪廻のうちより良い世界へ生まれ変わるかのチャンスが与えられる。
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