麻薬部門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 14:30 UTC 版)
「覚醒剤#流通」も参照 915病院の麻薬製造部門には約250名が従事している。病院敷地内でも阿片の原料となるケシの栽培がおこなわれている。北朝鮮では、咸鏡南道長津郡と赴戦郡の一帯にケシの大規模な農園があるが「白桔梗農園」と偽っている。ケシの汁は現地で1次加工されたのち、阿片として915病院研究所に運ばれてヘロインなどに2次加工される。最終的には、二重のビニールパックに入れられた粉末や注射器、直径5mm程度の錠剤などの製品になる。阿片の害はあまり周知されておらず、工作員はこれを痛み止めに使用することがある。 915病院で製造された麻薬・覚醒剤は、工作船によって日本、東南アジア、中東、ラテンアメリカなどへ運ばれ、その代価として外貨が得られ、また、かつては武器やココム製品(対共産圏輸出統制品)などと交換された。安明進によれば、日本の暴力団を連れてきて、質の高い麻薬を製造する研究がなされていたこともあったという。
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