高雄市時代(1924年)
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「高雄の歴史」の記事における「高雄市時代(1924年)」の解説
1924年(大正13年)、高雄郡街が廃止となり州轄市制が施行、高雄地区には高雄市が設置され、市役所が現在の鼓波街代天宮跡に設置された。1939年、市役所が塩埕埔榮町の高雄市政府旧庁舎(現在の高雄市立歴史博物館)に移転された。州設置期には3万5千人であった人口が1940年になると16万人に急激に増加し台湾第二の都市として急成長した。 1937年、高雄港第二期工事が完成すると、軍需に応えるべく石油精製所、造船所、製鉄工場、硫酸亜鉛工場、肥料工場、製紙工場などが建設され、初期段階の重工業化が実現している。日本アルミ産業株式会社や南日本化学工業株式会社などの重工業が高雄市に集中し、岡山の武智鉄工所及び中国鉄工所なども日本海軍の航空機製造の目的で設立された。日本統治末期の重工業化は高雄地区の重工業を基礎を構築したが、戦争末期はアメリカ軍による空襲により高雄港を中心に甚大な被害を受けている。
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