高坂橋とは? わかりやすく解説

高坂橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/27 16:29 UTC 版)

高坂橋(2012年10月)
国道407号標識

高坂橋(たかさかばし)は、埼玉県坂戸市片柳と東松山市毛塚の境を流れる越辺川に架かる国道407号の道路である。

概要

高坂橋(東松山市側より)

国道407号の越辺川に架かる橋で道路橋2本、歩道橋1本から成る密接した3本の橋である。 橋長196.65 m[1][2][4]。橋の北詰は東松山バイパス、南詰は坂戸バイパスに接続する[2]。またこの場所には、埼玉県道256号片柳川越線と国道407号の旧道(1966年当時は地方道熊谷武蔵線)も接続している。堤防天端の道路から橋へは、両岸側ともアクセス可能となっている。橋の名称は橋の架かる場所が高坂地内に位置することからその地名が付けられた[2]

歴史

現在の位置にある高坂橋は大正時代に出来たもので、それまではこの場所に橋はなく、東上線の橋りょうのやや上流側に下吉田地区と川辺地区を結ぶ日光脇往還(日光街道)の渡し場(吉田の渡し・川辺の渡し)や板橋が存在していた[5]。また下流側には現在もある江戸から上州に向かう川越児玉往還(川越道)の島田橋があり、これらの道は九十九川の坂下橋付近で合流していたが、高坂橋完成後は高坂橋南詰で合流するようになった[6]

  • 1920年大正9年) - 初代高坂橋完成[6][7]。木桁橋であった。
  • 1966年昭和41年)3月 - 旧橋の上流側隣に現在の入間方面行きの橋が完成(1965年[8])して開通。橋長196.6 m、幅員7 m[1][9]
  • 1980年(昭和55年)2月 - 下流側隣に歩行者用の橋完成。
  • 1990年平成2年) - 上流側隣に足利方面行きの橋完成[10]。4車線化される。上流側の歩道も整備された。
  • 2008年(平成20年)5月 - 入間方面右折帯拡幅工事完成。

周辺

隣の橋

(上流) - 樋の口橋 - 越辺川橋梁 - 高坂橋 - 島田橋 - 赤尾落合橋 - (下流)

脚注

  1. ^ a b 高坂橋1966-3 - 土木学会付属土木図書館. 2017年10月10日閲覧。
  2. ^ a b c 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日、530頁。ISBN 4040011104 
  3. ^ 事後評価概要資料 (PDF) - 埼玉県
  4. ^ 埼玉県の事後評価概要資料では橋長195 mと記されている[3]
  5. ^ 埼玉県立さきたま資料館『歴史の道調査報告書第九集 入間川の水運』埼玉県政情報資料室、1988年4月、44頁。 
  6. ^ a b 残しておきたい昭和の記憶(平成24年度きらめき市民大学課題研究のまとめ)” (PDF). 東松山市役所. p. 2 (2014年12月2日). 2017年10月9日閲覧。
  7. ^ 明治、大正、昭和(-1964)の飯能県土管内のあゆみ”. 埼玉県. p. 1. 2022年6月15日閲覧。
  8. ^ 橋梁年鑑 高坂橋 詳細データ - 日本橋梁建設協会(橋梁年鑑データベース). 2017年10月10日閲覧。
  9. ^ 懐かしの写真絵はがき”. フォト歴東松山(東松山市). 2022年6月15日閲覧。
  10. ^ 橋梁年鑑 高坂橋(2工区) 詳細データ - 日本橋梁建設協会(橋梁年鑑データベース). 2017年10月10日閲覧。
  11. ^ 島田橋の周辺 - 有限会社フカダソフト(きまぐれ旅写真館). 2017年10月11日閲覧。

関連文献

  • “きょう完工式 東松山 高坂橋”. 埼玉新聞 (埼玉新聞社): p. 6. (1966年3月30日) 
  • “親子三代で渡りぞめ 高坂橋の完工式で”. 埼玉新聞 (埼玉新聞社): p. 6. (1966年4月1日) 

関連項目

外部リンク

座標: 北緯35度59分7秒 東経139度24分10.5秒 / 北緯35.98528度 東経139.402917度 / 35.98528; 139.402917





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