高価な切手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 10:17 UTC 版)
一部の希少な切手はその重量と価格から、世界で最も高価な物と考えることが可能である。希少性と価格は当然その収集家の数によって変わるため、たとえ世界に一枚しか存在しないと考えられている物でもその価格には大きな隔たりがある。 世界に一枚しかない切手として有名なものには1856年発行の英領ギアナ1セント・マゼンタがある。同切手はあまりに高額なためにカタログ上では値段が付けられない状態となっており、売買される場合には数億円で取引されている。2014年6月17日に行われたオークションにおいて948万ドル(当時のレートで約9億6700万円)で落札された。 日本で発行された切手のなかで最も高額とされるのは、明治初期に発行された竜切手の500文切手のエラーである。(通称:龍五百文逆刷)切手中央の「銭五百文」の文字が逆刷された40枚のうち1枚が現存しており、日本切手のカタログでは3500万円の参考価格が付けられている。2000年頃に切手業者が所有者に1億数千万円で買取を持ちかけたが断られている。
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