馬齢重量戦と定量戦の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 10:08 UTC 版)
「負担重量」の記事における「馬齢重量戦と定量戦の違い」の解説
馬の性別と年齢のみで負担重量が決まっているという点では、馬齢重量戦も定量戦も同様であるものの、定量戦では競走ごとに負担重量を決定する場合があるのに対し、馬齢重量戦は馬齢重量戦であるすべての競走について同一の基準で負担重量を決定する。中央競馬の規程(上述)の上では、定量戦は別定戦のうちの特別なものと扱われており、馬齢重量戦とは別の扱いとなっているが、後述の通り特に3歳限定のG1競走における定量戦と馬齢重量戦の違いは指定の斤量(定量)がたまたま馬齢重量と一致するか否かの違いに過ぎず、特別な意味を持つものではない。 中央競馬のG1競走は別定戦・ハンデキャップ戦は存在せず、ほぼ全てが定量戦で馬齢重量と一致する場合のみ馬齢重量戦となり、先述の通り4歳以上の馬齢重量は設定されていない為、4歳以上の競走馬が出走可能なG1競走は全て定量戦であり、馬齢重量戦のG1は2歳限定のG1競走(阪神ジュベナイルフィリーズ・朝日杯フューチュリティステークス・ホープフルステークス)ならび3歳限定のG1競走のうち10月に施行される秋華賞と菊花賞の5競走のみである。 特に3歳限定のG1競走は歴史的経緯により全て負担重量が牡馬57kg、牝馬55kgとされている(クラシック5競走が終戦後に競走が再開された1945年 - 1946年の時点での負担重量が定着し新設競走にも継承され現在に至っている)が、この負担重量が馬齢重量と一致しない時期に施行される競走(桜花賞・皐月賞・NHKマイルカップ・優駿牝馬・東京優駿)が定量戦、一致する時期(10月の秋華賞・菊花賞)に施行される競走は馬齢重量戦になるという制度上の違いに過ぎない。
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