香川県の島四国
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2013年3月20日から4月21日にかけて、瀬戸内海の主要な島々を舞台に開催された瀬戸内国際芸術祭では、この「島四国」も協賛行事の一環として開催され、お遍路さんで賑わった。島四国は、その名の通り、小豆島、粟島、伊吹島など、島嶼部にほぼ限られる。唯一の例外は、香川県坂出市瀬居町の「瀬居町春の大師市」である。1965年(昭和40年)から1972年(昭和47年)にかけて、香川県の単独事業として、番の州(坂出市沖合いの沙弥島と瀬居島の間に広がっていた浅瀬)を埋め立てて番の州臨海工業団地が造成された。この番の州臨海コンビナートで四国と完全に陸続きになって以来、瀬居島は行政上も郵便上も「瀬居町」となり、徒歩数分、自動車で1分で三菱化学坂出工場へ行ける巨大コンビナートの一部となり、もはや島嶼部とは言えなくなった。しかし、明治・大正時代から(一説には江戸時代から)続く瀬居町「春の大師市」は、唯一、フェリーではなく本州・四国から陸路自動車で参拝口まで乗り入れられる「島四国」として、若者たちにも人気で、毎年お遍路さんが絶えない。
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