養成施設の廃校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 14:18 UTC 版)
高知県では介護福祉士を養成する専門学校の入学者が昨年から大きく減り始め、県の職業訓練も定員割れを起こした。滋賀では県唯一の介護福祉士専門学校は定員割れが続き運営難に陥っている。養成施設で体系的に学んだ人材は質が高く現場では貴重であるが、介護福祉士の受験資格を取得するためには養成施設を卒業する以外に実務経験ルートもある。制度変更で、今までのように「高校を卒業したら養成校で2~4年間学び卒業と同時に介護福祉士になり現場で即戦力」というルートが無くなり、年により変動するが近年の合格率は48.3~64.6%となっている介護福祉士の国家試験に受からない限り介護福祉士になれないのであれば、これから介護の道を目指す立場としては時間と費用をかけて養成校で学ぶメリットは乏しい。厚生労働省の福祉人材確保専門委員会では「養成施設そのものが壊滅して消えてしまうギリギリの段階にまできている。」という意見が委員から出された。
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