養成施設の増加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 03:58 UTC 版)
「柔道整復師養成施設」の記事における「養成施設の増加」の解説
従来、柔道整復師養成施設の新規開設は厚生省(当時、以下同)の行政指導により制限されていた。 平成10年8月福岡地裁において柔道整復師養成施設不指定処分取消請求事件の判決が下され、以後、厚生省は養成施設指定規則さえ満たせば設置を認める方針に転換した。 これにより他分野の専門学校や異業態からの参入が相次ぎ、養成施設は1998年の14校から2011年には108校に急増した。これにともない、以前は1000人強であった養成数も増加、現在では医師の養成数に匹敵する毎年約7000人以上が卒業する事態となっている。近い将来、柔道整復師の過剰が予想され、それに伴う教育内容の低下や、就職困難、接骨院の乱立による経営の悪化が懸念されている。
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