飯梨川とは? わかりやすく解説

いいなし‐がわ〔いひなしがは〕【飯梨川】

読み方:いいなしがわ

島根県東部流れる川。斐伊(ひい)川水系の一。中国山地の玉峰(たまみね)山(標高820メートル北東斜面に源を発して北流し安来(やすぎ)市西方中海(なかうみ)に注ぐ。長さ36キロ古くからの天井川で、河道変遷激しい。上流部布部(ふべ)ダム山佐ダムがあり、下流部三角州園芸農業が盛ん。


飯梨川

読み方:イイナシガワ(iinashigawa)

所在 島根県

水系 斐伊川水系

等級 1級


飯梨川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/09 14:08 UTC 版)

飯梨川
山陰本線から南望(安来駅 - 荒島駅 間)
水系 一級水系 斐伊川
種別 一級河川
延長 38.3 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 208 km²
水源 玉峰山(島根県)
水源の標高 820 m
河口・合流先 中海(島根県)
流域 日本 島根県
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地図外部リンク
斐伊川水系 国土数値情報河川データセット
飯梨川 8707040028 斐伊川水系 地図 飯梨川流路

飯梨川(いいなしがわ)は、島根県安来市を流れる斐伊川水系一級河川

地理

島根県安来市南部の奥出雲町との境に位置する玉峰山に発し北流、中海へと注ぐ。流路延長38.3km、全流域面積208km²[1]。下流部は沖積平野(能義平野)となっている[1]。支流の山佐川との合流地点までは国道432号と並行して流れる。

地質は流域面積の約8割が黒雲母花崗岩及び一部角閃石黒雲母花崗岩で、特に山地部はほぼ全域がこれらの岩石からなる地質である[1]

平水時の水深は極めて浅く、天井川になっており平野面との比高は大きい場所で約3mある[1]。平野部の地形は谷底平野、緩勾配扇状地、三角州に分類される[1]

大正時代まで上流では砂鉄を採取する鉄穴流しが盛んに行われた[1]

流域の自治体

  • 島根県
    • 安来市

主な支流

  • 山佐川

主な利水施設

  • 布部ダム(島根県安来市広瀬町布部)

並行する交通

道路

脚注

  1. ^ a b c d e f 貞方昇「島根県飯梨川における河床砂礫の粒度と鉱物組成 花崗岩地域の平野形成に関連して」『東北地理』第31巻第2号、東北地理学会、1979年、 102-112頁。



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