飯尾常房とは? わかりやすく解説

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飯尾常房

読み方:いいお(いのお) つねふさ

室町時代書家歌人阿波の人。通称彦六左衛門尉称する。書は青蓮院宮尊円法親王の門で、飯尾流の祖。室町幕府書吏となる。和歌尭孝学び、『飯尾常房和歌集』がある。文明17年(1485)歿、64才。〔一説文明9年(1477)歿、56才。〕

飯尾常房

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 01:00 UTC 版)

飯尾 常房(いいのお つねふさ[1]応永29年3月19日1422年4月10日〉- 文明17年閏3月23日1485年5月7日〉)は、室町時代武士書家彦六左衛門(ひころくさえもん)の通称で知られる。

室町幕府幕臣の飯尾氏の流れを汲む阿波守護細川氏の家臣の家に生まれる。細川成之に仕えながら堯孝和歌を学び、青蓮院流書道を修めて、後に「飯尾流」と呼ばれる独自の流派を形成した。一時期、足利義政に招かれて右筆を務めている[2]

応仁の乱後の京都の荒廃を嘆いて「汝(なれ)や知る 都は野辺の 夕雲雀 あがるを見ても 落つる涙は」と詠んだ和歌は『応仁記』に採録されて後世に知られることになった[2]

墓所は徳島県吉野川市鴨島町飯尾(明治以前の飯尾村)の報恩寺にあるとされている[3]

脚注

  1. ^ 『日本人名大辞典』は「いのお」、『国書人名辞典』は「いいのお」、『戦国人名事典』は「いいお」と読ませる。
  2. ^ a b 『日本人名大辞典』
  3. ^ 『国書人名辞典』

参考文献



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