食肉用、毛皮用の飼育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 06:24 UTC 版)
明治中期より、貧しい農家のタンパク源として、また防寒具用の毛皮を得るための飼育のために、農家の副業としてウサギの飼育が盛んになった。品種改良も行われ、2-3kg 程度であった在来種に対し、大型の外国種を交雑することで 5kg を超えるウサギが開発された。日清戦争 (明治27年) や 日露戦争 (明治37年) が起こると、ウサギの肉と毛皮は軍事物資としても利用された。食糧の確保および兵士の防寒着のために飼育が奨励され、太平洋戦争中には、日本がアンゴラウサギの飼育頭数の世界一にもなった。 これらの飼育を通じて、白い体毛・赤い目という特徴を持つ「日本白色種」や、体毛の長い「日本アンゴラ種」等の、日本独自の品種が開発された。
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