食器の選定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 15:17 UTC 版)
給食用食器の素材には各種のものがある。 アルマイト(あるいはシュウ酸アルマイト) 軽く収納しやすいなど長所もあるが、熱伝導性が高く熱い物を入れると器が高温になり持つことや口にすることが困難となり、また、内容物が冷めやすいといった欠点もある。さらに、作業時の騒音もうるさいという欠点がある。従来は学校給食で多く用いられていた。 陶磁器 清潔感があるという長所がある一方、破損しやすいという欠点があり給食ではあまり使用されていない。 強化磁器 陶磁器よりは破損しにくいが、やや高価であるとされる。近年、使用例が増加している。ただ、作業性の点で重いといった欠点がある。 メラミン樹脂 陶磁器に近い質感を持っており、多くの給食施設で採用されている。 ポリエチレンナフタレート 持ちやすく保温力もある。 ポリプロピレン樹脂 持ちやすく保温力もある。また、軽いため作業性が高いという長所があり、学校給食で多く採用されている。 ポリカーボネート樹脂 学校給食などで使用されたが内分泌攪乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)の流出への疑問から減少傾向にある。 耐熱ABS樹脂 持ちやすく保温力もある。漆器代用食器として汁椀などに利用される。 FRP樹脂 トレーに利用される。
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