類似種との判別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/03 05:32 UTC 版)
「ウラベニホテイシメジ」の記事における「類似種との判別」の解説
似た仲間に有毒のイッポンシメジやクサウラベニタケがあり誤食が多いことや、東北地方や関東地方など本菌のことを「イッポンシメジ」と呼ぶ地方があることなどから、新聞などでも有毒と誤って掲載されたこともあるが、全くの食用菌である。これらのキノコは傘の表面に光沢があるのに対し、本菌には傘の表面に白い粉のようなものがあって光沢がなく、丸い模様が出ることで同定できるが、キノコの状態によっては誤認することがあるので注意が必要。また、本種は肉に苦味があるがイッポンシメジやクサウラベニタケには苦味がないことでも区別ができる。 正確に同定するには、グアヤクチンキ(グアヤク樹脂のエチルアルコール溶液)及び硫酸バニリンとの反応を見るのがよい。ウラベニホテイシメジの場合、前者とは反応せず、後者に反応して赤紫色に変色する(クサウラベニタケは前者と反応して緑色に変色し、後者とは反応しない)。本種とクサウラベニタケは互いに混じりあって発生することもあり、毒キノコの識別に慣れた専門家でさえ間違って採取し、中毒を起こすこともあるという。
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