イッポンシメジとは? わかりやすく解説

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いっぽん‐しめじ〔‐しめぢ〕【一本占地】

読み方:いっぽんしめじ

イッポンシメジ科キノコ。秋、広葉樹林内に生え、形はシメジに似るが、有毒。傘は直径5〜15センチ淡褐色裏面のひだは淡紅色


一本占地

読み方:イッポンシメジ(ipponshimeji)

イッポンシメジ科有毒菌

学名 Rhodophyllus sinuatus


イッポンシメジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/15 09:35 UTC 版)

イッポンシメジ
イタリアで群生する個体
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : 菌蕈亜門 Hymenomycotina
: 真正担子菌綱 Homobasidiomycetes
: ハラタケ目 Agaricineae
: イッポンシメジ科 Entolomataceae
: イッポンシメジ属 Entoloma
: イッポンシメジ E. sinuatum
学名
Entoloma sinuatum (Bull.:Fr.) P. Kumm.
和名
イッポンシメジ

イッポンシメジ学名Entoloma sinuatum (Bull.:Fr.) P. Kumm.)は、ハラタケ目イッポンシメジ科イッポンシメジ属のキノコ。

イッポンシメジについては、未知の種を含めて異なる複数の種が混在しているとの指摘がある[1]。『北陸のきのこ図鑑』では正しい写真を掲載している市販の図鑑が少なく、北関東の一部地域などでは食用のウラベニホテイシメジを地方名でイッポンシメジと呼ぶことなどから混乱の原因になっていると指摘されている[1][2]

特徴

秋に広葉樹林下に生える。傘は7-12cm、饅頭型から中高の平らで、古くなると縁が反り返り大きく波打つ。傘の色は淡い灰色から淡い黄土色。柄は10-20cmで直径は1.5-3cm。

食中毒

毒きのこであり過去の例では下痢、腹痛、嘔吐、発汗等の症状が報告されている[1]茨城県など一部地域では食用のウラベニホテイシメジを地方名でイッポンシメジと呼んでいるが別の種であり、さらにウラベニホテイシメジと毒きのこのクサウラベニタケが同じ時期に発生することも混乱の原因になっている[2]。そのため標準和名を覚えるよう啓発活動が行われている[2]

東京都内での1952年から2012年までのキノコ食中毒事件(疑いを含む)の約4割がイッポンシメジまたはクサウラベニタケが原因の食中毒である[1]

出典

  1. ^ a b c d キノコによる食中毒”. 東京都福祉保健局. 2020年11月2日閲覧。
  2. ^ a b c 「いっぽんしめじ」の見分け方”. 一般社団法人全国林業改良普及協会. 2020年11月2日閲覧。

参考文献

  • 池田良幸『北陸のきのこ図鑑』(新版)橋本確文堂、2013年。ISBN 978-4893791580 

関連項目



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