顔料の化学的分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 16:04 UTC 版)
顔料にはその組成から、無機顔料と有機顔料の2種類に大別される。無機顔料は、有史以前から使われていた鉱物の加工品である天然無機顔料と、化学的に合成された合成無機顔料に区別可能である。有機顔料は、藍玉のように植物から採った不溶性を示す染料前駆体をそのまま顔料として使用するものと、植物や動物から抽出される染料をレーキ化させたものが古くからある。現在工業的に使われているものの大半は石油工業によって成立する合成有機顔料である。合成有機顔料には化学構造自体が不溶性を示すもの(不溶性色素)と、水溶性の合成染料を不溶化させたレーキ顔料(lake, lake pigment)がある。 それぞれの顔料にはカラーインデックスによって分類番号および分類名が付与されている。例えば、二酸化チタン(チタン白)のColour Index Generic Name はPigment White 6、Colour Index Constitution Number は77891である。
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