須藤俊男とは? わかりやすく解説

須藤俊男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/02 17:05 UTC 版)

須藤 俊男
人物情報
生誕 (1911-07-12) 1911年7月12日
日本新潟県
死没 2000年4月12日(2000-04-12)(88歳没)
出身校 東京帝国大学
学問
研究分野 鉱物学
研究機関 東京教育大学
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須藤 俊男(すどう としお、1911年明治44年)7月12日 - 2000年平成12年)4月12日)は、日本鉱物学者地球科学者。専門は粘土鉱物学。理学博士

経歴

1911年、新潟県生まれ。東京帝国大学理学部鉱物学科を卒業した。卒業後は、母校の東京帝国大学講師助教授を経て、1948年より東京教育大学理学部教授となった。1975年に定年退官し、名誉教授となった。

研究内容・業績

  • 須藤俊男の名前がついた2つの鉱物が、須藤石(sudoite)と俊男石(トス石、tosudite)である。俊男石は緑泥石モンモリロン石の混合層鉱物で、かつて独立種とは認められていなかったが、現在はIMAによって有効な種と認められている。
郡上・北濃鉱山産の俊男石

家族・親族

  • 父:須藤新吉哲学者。旧制第一高等学校などで哲学や心理学を教授した。
  • 弟:須藤泰男は心理学者。

著書

  • 須藤俊男 『結晶学概論』 北隆館、1948。
  • 須藤俊男 『鉱物化学』 共立出版、1948。
  • 須藤俊男 『鉱物学概論』 朝倉書店、1950。
  • 須藤俊男 『粘土鉱物』 岩波書店〈岩波全書〉、1953。
  • 須藤俊男 『鉱物化学1 - 定性分析編』 共立出版〈共立全書〉、1954。
  • 柴田秀賢・須藤俊男 『原色鉱物岩石図鑑』 北隆館、1956。
  • 須藤俊男 『鉱物化学2 - 結晶化学編』 共立出版〈共立全書〉、1959。
  • 須藤俊男 『鉱物学本論』 朝倉書店、1963。
  • 須藤俊男 『結晶学概論』 朝倉書店、1967。
  • 須藤俊男 『鉱物学入門』 朝倉書店、1972。
  • 須藤俊男 『粘土鉱物学』 岩波書店、1974。

参考文献

関連項目

外部リンク





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