音楽シーンへの影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 15:36 UTC 版)
「シド・バレット」の記事における「音楽シーンへの影響」の解説
ほんの5年足らずの活動期間にもかかわらず、その卓越した音楽センスと抜群のカリスマ性から、バレットを信奉するミュージシャンは数多い。リアルタイムで彼を目撃してきた世代は勿論、その後の世代にも多大な影響を与えてきた。 デヴィッド・ボウイはシド・バレット時代のピンク・フロイドの楽曲「シー・エミリー・プレイ」をカヴァーするなど、バレットから強く影響を受けたことを公言している。また、彼は膨大な数のバレットの絵画作品をコレクションしているという。彼の死去の際には「どれだけ悲しいか言葉にできない。シドからは物凄く影響を受けた。60年代に観た彼のギグは絶対に忘れないだろう」というコメントを発表した。 同じくグラム・ロックの代表格であるマーク・ボランもバレットの大ファンであり、バレットに憧れてカーリーヘアにしたと言われている[要出典]。ちなみに、彼が所属していたマネージメント事務所はピンク・フロイドが設立した会社「ブラックヒルズ・エンタープライズ」であり、これはバレットに近づこうとしていたためではないかと言われている。 その他、ブラーのメンバーも影響を受けたと公言しており、ドキュメンタリーDVD『ピンク・フロイド&シド・バレット・ストーリー』にはメンバーのグレアム・コクソンが出演している。イギリスのフォークシンガー、ロビン・ヒッチコックも大きな影響を受けた一人である。ジョニー・ロットンことジョン・ライドンは「俺はシド・バレット在籍時のピンク・フロイドが大好きなんだ」と公言している。デビュー前から交友のあったミック・ジャガーもバレットのファンだと語っていた。 ザ・ジャムのポール・ウェラーが「シドのような音楽を作ろうとしていた」と語ったり、ダムドがバレットにプロデュースを依頼したりと(結局は実現せず、ドラマーのニック・メイスンが担当)、様々なエピソードが残っている。 死後もバレットの影響力が衰えることはなく、数々のベスト・アルバムやリマスター盤が発売されている。
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