革労協書記長内ゲバ殺人事件とは? わかりやすく解説

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革労協書記長内ゲバ殺人事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/12 05:54 UTC 版)

革労協書記長内ゲバ殺人事件(かくろうきょうしょきちょううちゲバさつじんじけん)とは、1977年昭和52年)2月11日茨城県取手市で発生した内ゲバ殺人事件。

事件の概要

日本の新左翼革労協社青同解放派)と革マル派は、1973年昭和48年)9月15日神奈川大学での内ゲバ事件以降、血みどろの内ゲバ殺人を繰り返していた。この事件の被害者である笠原正義(組織名:中原一)は、革労協の主要幹部で書記局長を務めていた。

1977年昭和52年)2月11日午後7時25分頃、茨城県取手市国鉄常磐線取手駅西口前の路上で、革マル派メンバーは笠原が乗っている自動車の前後に車を割り込ませて取り囲み、鉄パイプを振り下ろして笠原を滅多打ちにした後、逃走した。笠原は松戸市立病院に搬送されたが、翌12日午前10時20分に死亡した。

2月21日付の革マル派機関紙「解放」で、革マル派は事実上の犯行声明を出した。茨城県警察は、革マル派による内ゲバ殺人事件と断定した。

革労協は「革マル派の解体」を掲げ、報復を宣言した。実際に革労協は2ヵ月後に浦和車両放火内ゲバ殺人事件を起こし、革マル派構成員4人を焼き殺している。

参考文献

  • 『過激派事件簿40年史』立花書房、2001年




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