静電気量の次元
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 14:31 UTC 版)
ガウス単位系は、静電気量の単位に静電単位系と同じ単位を用いている。ガウス単位系(および静電単位系)が基づく量体系では、クーロンの法則が係数を含まないように、電気定数が ε0 = 1 に選ばれている。すなわち、ガウス系(および静電系)において、クーロンの法則が F = Q g Q ′ g r 2 {\displaystyle F={\frac {Q^{\text{g}}Q'^{\text{g}}}{r^{2}}}} となる。これは電荷の次元が [力]1/2 [長さ] であり、力学量の次元と独立ではないことを意味している。ガウス単位系が力学単位としてCGS単位系に基づくことから、単位の一貫性により直ちに電荷の単位フランクリン(Fr)が、CGSにおける力の単位ダイン(dyn)と長さの単位センチメートル(cm)により Fr = dyn1/2 cm と表される。 一方で、国際量体系では、電磁気量に力学量の次元とは独立の次元を与えており、力学単位で表されることはない。
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