靖国参拝時の拝礼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 20:54 UTC 版)
靖国神社では正式参拝(=昇殿参拝)の方法として、参拝者は手を洗い口をすすぎ修祓をうけ本殿で玉串をそなえ、そして神社祭式である二拝二拍手一拝を行うという基準を定めている。 靖国神社での拝礼は本殿内でも拝殿前でも二拝二拍手一拝の作法によりこれを行う。本殿での参拝が正式参拝である。一般人が正式参拝をするときは、参集殿正面玄関から入り、参拝申込用紙に記入し、玉串料を納め、手水を取り、そして本殿内で玉串拝礼を行う。玉串拝礼は一連の作法であり、その後半で二拝二拍手一拝を行う。具体的には次の手順による。 本殿内の畳の上に立つか、あるいは正座する。 玉串を神職から受け取り、左向きに仰向け寝かせて胸の高さに持つ(右手で榊の根本を上から持ち、左手で榊の葉を下から支る格好)。 台の前に進んで小さく一礼する。 玉串の先を時計回りに90度廻して立てる(両手で榊の根本のあたりを持つ格好)。 祈念する。 玉串を時計回りに180度廻して榊の根本を神前に向ける。 玉串を台に供える。 姿勢を正す。 深く二礼する。 胸の高さで両手を合わせ、右手の先を少し引き、二回手を打ち、右手を元にもどす。 深く一礼する。 小さく一礼して神前から下がる。 祭典・行事・参拝状況によっては玉串を供えない場合もある。その場合の拝礼は単に二拝二拍手一拝しか行わない形になる。
※この「靖国参拝時の拝礼」の解説は、「二礼二拍手一礼」の解説の一部です。
「靖国参拝時の拝礼」を含む「二礼二拍手一礼」の記事については、「二礼二拍手一礼」の概要を参照ください。
- 靖国参拝時の拝礼のページへのリンク