電話回線網、パケット回線網
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 06:15 UTC 版)
「iPASS」の記事における「電話回線網、パケット回線網」の解説
インターネットサービスプロバイダ (ISP) は、利用者に対して、電話回線、携帯ネットワーク網、といったアクセスポイントを活用したリモートアクセスサービスを提供している。 ISPが提供するリモートアクセスサービスは、主に国内を基準としたサービスであるため、サービス提供範囲を超えた国外の地域、場所にアクセスポイントは無く、利用者は、非常に高額な通信料金を支払って国内のアクセスポイントへ接続しなければならない。 解決策としては、ISPが世界中の国々にアクセスポイントを設置することであるが、莫大な設備投資と維持費用がかかる。そのため、国外ISPと提携し、国外ISPの設備を活用する必要がある。また国内外問わず、正確な課金と利用者の利便性を低下させないために利用者が普段使用するIDとパスワードで接続させることが可能でなければならない課題も生じる。 iPassは世界中のISPに対して、認証、課金管理、接続用ソフトウェア基盤をサービス提供し、相互接続(ローミング)が可能であるため、国内ISP各社は、iPass社と提携することで容易に世界中のISPと提携するに等しいサービスが提供可能である。 利用者は、iPassを使用することにより、渡航先の国々にあるアクセスポイントを活用することが可能となるため、通信料金を最小限にすることが可能となる。
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