電子署名における連署・副署
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 07:27 UTC 版)
「連署・副署」の記事における「電子署名における連署・副署」の解説
電子署名は電子文書に対して署名と同様の役割を果たすものなので、連署や副署など複数人が署名を行うための方式がある。 並列署名 (Independent Signature) 同一の文書を署名者全員が同意したなどの場合に、同一の文書を署名対象として、各自がそれぞれ署名する方式。並列署名による複数署名を連署という場合がある。 直列署名 (Embedded Signature) 作成者が署名した文書を決裁者が承認するなどの場合に、第一の署名者による署名データに対して第二の署名者が署名する方式。さらに上位の決裁者がいる場合は決済の段階に従って、署名データに対して次々に署名する。直列署名による署名データへの署名を副署という場合がある。RFC5652の定めによる Cryptographic Message Syntax (CMS) 署名フォーマットで直列署名を行う場合、"Countersignature" 属性が利用される。 直列署名の応用形(追記型署名) 作成者が署名した文書に決裁者が意見や注釈を追記して承認するなどの場合に、署名対象データと第一の署名者の署名データ、および自ら追記した意見や注釈の全体を対象として第二の署名を付与する方式。
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