離岸時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 22:02 UTC 版)
離岸時には接岸時ほどサイドスラスターを必要としない。通常、船は船首側のもやいロープを外して、船尾側だけが岸壁に繋がれた状態で、舵を岸とは反対に切ってスクリューを微速前進回転させれば船首がゆっくりと岸から離れるので、船首が十分に岸から遠ざかった後は船尾側のもやいも解いて微速前進する。多くの船はこの操船法で足りるが、サイドスラスターがあればより離岸作業は迅速になる。 船尾側は舵とスクリューで側方の力が作れるが船首側はその手段がない。このためサイドスラスターでも船尾側のスターンスラスターだけ備える船は皆無であるが、船首側のバウスラスターだけを備える船は多い。
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