障害競走の競走馬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 22:29 UTC 版)
現在はサラブレッドであることがほとんどであり、日本やアメリカではサラブレッドに限定されているが、フランスなどでは非サラブレッドの競走馬(例えばAutre que Pur-sang)も出走している。最初から障害競走用として生産される馬と、平地競走から転向する馬と二通りがあるが、ヨーロッパ以外の地域では平地競走からの転向が大半である。また、オセアニアを中心に障害競走に出走するようになってもシーズンオフなどに平地競走にも出走する馬も多い。英愛では特にバンパーでレースの経験を積み、その後ハードルへと駒を進め、飛越が上達すればチェイスへと進むという手順を踏むことが一般的である。それとは別に、アマチュア障害競馬のPoint-to-Pointで経験を積んだ馬が転向してくるケースも珍しくない。身体能力以外に飛越技術も問われるため、平地に比べて経験の豊富な高齢馬が活躍しやすい。 障害競走でデビューする前に、気性を抑えて扱いやすくしたり、怪我を防止するためほぼ全ての牡馬は去勢し騸馬となる。そのため障害馬の種牡馬は基本的に平地競走馬であり、平地競走よりスタミナが豊富な種牡馬が好まれる。しかし、日本では騸馬が極端に少なく、多くの馬が去勢されることのないままレースに出走している。
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