隕鉄刀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 17:13 UTC 版)
専修大学教授の田口勇が刀工の法華三郎信次に依頼し、鋼を混ぜず、隕鉄のみの原料で製作された「隕鉄刀」がある。素材となった原料はアフリカナミビアで発見された「ギボン隕鉄」。隕鉄は10パーセント近いニッケルを含み、100万年に約1度の割合で徐々に冷えていく故に地球上では成りあがらない金属組織を有し、折り返し鍛錬は容易ではなく、法華も失敗の連続で諦めかけたが、「最後に、隕鉄が溶解するのを恐れず、思いきって温度を上げたら、やっと鍛着した。炎の色から判断すると、普通の鋼と違い、わずかな温度の違いで、鍛着したり、しなかったりする」とコメントを残した。
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