陳景潤とは? わかりやすく解説

陳景潤

(陳景潤の定理 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/15 06:17 UTC 版)

陳景潤
1960年1月撮影
プロフィール
出生: 1933年5月22日
中華民国福建省閩侯県
死去: (1996-03-19) 1996年3月19日(62歳没)
中華人民共和国北京市東城区
出身地: 中国福建省福州市倉山区
職業: 数学者
各種表記
繁体字 陳景潤
簡体字 陈景润
拼音 Chén Jǐngrùn
和名表記: ちん けいじゅん
発音転記: チェン ジンルン
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陳景潤(ちん けいじゅん、Chen Jingrun, 1933年5月22日 - 1996年3月19日)は中華人民共和国数学者。専門は数論、特に解析的整数論ゴールドバッハ予想などの一般にも親しみやすい題材で著しい業績を挙げ、特に中国国内で有名であり、切手の題材になったこともある。

略歴

福建省福州市生まれ。1953年厦門大学卒。中国科学院華羅庚に師事する[1]。4期から6期まで(1975年1月 - 1988年3月)の全国人民代表大会代表。

業績

陳は、ゴールドバッハ予想に関して次のことを証明した。

十分大きな偶数は、素数 p および高々2つの素数の積である整数 n の和 p + n の形で表せる。

これは陳の定理(Chen's theorem)と呼ばれる。また、同時に双子素数の問題に関連した「共役的な」次の結果を示した。

p + 2 が高々2つの素数の積である素数 p は無数に存在する。

以上の結果は1966年に報告され、1973年と1978年に詳しい証明が発表された[2]。また、陳はウェアリングの問題に関連して、1964年に次のことを証明した(発表は1965年)[3]

全ての自然数は、37個以下の正の5乗数の和で表せる。

記念物

厦門大学内にある陳景潤の像

1996年12月24日に北京天文台CCD小惑星観測プログラムによって発見された小惑星番号7681の小惑星には、陳の名が付けられている。2006年、母校の厦門大学に陳の像が建てられた。

1999年に中国で発行された額面80記念切手に、陳のシルエットとともに数式





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