阿直岐とは? わかりやすく解説

あちき【阿直岐】


あちき 【阿直岐】

応神天皇の代、百済王使者として渡日した帰化人儒教講じた阿知吉師とも。→ 儒教

阿直岐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/06 21:16 UTC 版)

阿直岐(あちき)は、『日本書紀』『古事記』によれば、応神天皇の時代に百済から日本に貢上されたとされる人物。『古事記』には阿知吉師と登場し、応神天皇のとき、百済王が馬2匹を阿知吉師につけて貢上したとあるが(貢上=「貢物を差し上げる」)[1]、吉師は一種の尊称であり、阿知は阿直岐の略称とみなせることから、阿直岐と同時代の人物の阿知使主を同一人とする説もある[1][2][3]。一方、「実在したか否かは不明」という指摘があり[1]津田左右吉は、後人の造りごととしている[4]


  1. ^ a b c d e 阿直岐』 - コトバンク
  2. ^ 馬渕和夫、出雲朝子 『国語学史―日本人の言語研究の歴史』笠間書院、1999年1月1日、17頁。ISBN 978-4305002044 
  3. ^ 酒井忠夫、野口鐵郎 編 『道教の伝播と古代国家』雄山閣〈選集 道教と日本〉、1996年12月5日、80頁。ISBN 9784639014126 
  4. ^ 中村新太郎 『日本と中国の二千年〈上〉―人物・文化交流ものがたり』東邦出版社、1972年1月1日、53頁。 


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