防火、防煙シャッター
民鉄では万一の地下鉄駅や軌道内での火災に備え防火、防煙シャッターを設けています。このうち防火シャッターは小幅の鋼板を組み合わせ、これを鎖状につないだもので、地下鉄の防火区画の開閉部をふさいで延焼を防ぎ乗客を守ります。防火戸と同じ機能を持つ防火シャッターの鋼板は厚さ0.8〜1.5mmで、火災時の熱による自動閉鎖式と電気関係設備の出入口に使う常時閉鎖式があります。
一方、防煙・防火シャッターは防煙区画と防火区画が重なる場所に使用されます。火災で煙が発生した際、煙感知器と連動し、その区画は自動的に閉鎖されます。また、乗客の避難や防火上支障がない遮煙性能のある防火戸(幅75cm、高さ1.8m以上)併設義務づけに適合するシャッターを防煙・防火シャッターといいます。
防火戸
(防火シャッター から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/17 19:56 UTC 版)
防火戸(ぼうかど)は、建築基準法に規定される防火設備の一種。法令上は「防火戸」が正式名称であるが、一般には防火扉と呼ばれることもある。シャッター形式の場合は防火シャッターと呼ばれるが、法令上はこれも防火戸の一種である。
- ^ “火災感知器?スプリンクラ?”. 日本報知器株式会社. (2021年3月25日)
- ^ “危害防止機構(危害防止装置)に関連する法規資料”. 株式会社鈴木シャッター. (2021年4月5日)
防火シャッターと同じ種類の言葉
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