阮氏当主として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 07:13 UTC 版)
1997年のバオ・ダイの死去に伴い、バオ・ロンは旧帝室である阮氏当主としての地位を受け継いだ。ベトナム大阮君主立憲連盟(英語版)(VCML)などの政治団体は、カンボジアやタイのような立憲君主制によってベトナムにおける阮氏の権威を復活させようと活動している。しかし、バオ・ロン自身は政治の世界に身を置くことなく、そうした活動から一線を画しパリで静かに余生を送った。 ベトナムの政治に対するバオ・ロンの立場はノンポリであり、彼の統率下にある旧皇族は、ベトナム人に対し人道、教育、文化的な面での努力を払う役割を担っている。バオ・ロン自身は、彼の下で大南龍星院勲章(英語版)の長として勲章の授与を担っているバオ・バンと共に諸活動を行っていた。 未婚であり、子供はいなかった。死後は弟のバオ・タンが阮氏当主の座に就くこととなった。
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