鎧まわりの装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 06:58 UTC 版)
鎧下着とは、鎧の下に着る装備である。東洋・西洋関わらず、そのまま鎧を着用すると擦れたり攻撃を受けた衝撃を逃がせないため、綿や布切れ、動物の毛などを詰めた着物を着るようにしていた。また相手側の武器(銃器など)や階級によっては、そのまま鎧や防弾ベストとしたものも使用された。 日本の場合、鎧下着、具足下着、鎧直垂、裁付袴(太刀付)などがある。 中国の場合、棉甲、布面甲、綿襖甲と呼ばれるものが下着として利用されていたが、元朝以降は銃器が主流となり、下級兵士の装備であったものが銃器の衝撃と貫通を止める装備として金属鎧に代わり主流となっていった。鉄などで補強したものは、暗甲、青布鐵甲、布面鐵甲、釘甲という。 西洋の場合、ギャンベゾンというウール等を詰めた布の鎧。そのまま使用することもあったが、金属鎧と人体の擦れを軽減し、攻撃の衝撃を逃がすために鎧兜の下に着用した。紐が出ており、それを金属鎧側と結び固定するようになっている。
※この「鎧まわりの装備」の解説は、「鎧」の解説の一部です。
「鎧まわりの装備」を含む「鎧」の記事については、「鎧」の概要を参照ください。
- 鎧まわりの装備のページへのリンク