綿襖甲とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 綿襖甲の意味・解説 

綿襖甲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/16 13:35 UTC 版)

綿襖甲(めんおうこう、満州語:yohan uksin)とは、中国を中心とする東アジアにおいて、最も広く使われたの形式の一つ。綿襖冑、綿甲、綿甲冑、綿冑とも呼ばれる。日本では奈良時代の一時期に軍団の装備として導入された。


注釈

  1. ^ 現在、古墳時代板甲(帯金式甲冑)を「短甲」と呼ぶ事が一般化しているが、「短甲」とは本来奈良平安時代史料(『東大寺献物帳』・『延喜式』など)に見える言葉で、小札甲の1種(胴丸式)を示していると考えられており[1]、古墳時代の板甲の呼称として用いるのは不適切とされる[2]。また「挂甲」も奈良時代の小札甲の1種(裲襠式)を表す言葉と考えられている[1]

出典

  1. ^ a b 宮崎 2006, pp. 6–18.
  2. ^ 橋本 2009, pp. 27–30.
  3. ^ 『続日本紀』天平宝字6年(762年)正月及び2月の条
  4. ^ 『続日本紀』宝亀11年3月(780年)5月及び7月の条
  5. ^ 『続日本紀』宝亀11年(780年)の条
  6. ^ 『類聚三代格』巻19


「綿襖甲」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「綿襖甲」の関連用語

綿襖甲のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



綿襖甲のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの綿襖甲 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS