錨泊中の衝突
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/26 09:59 UTC 版)
「銀河 (レストラン船)」の記事における「錨泊中の衝突」の解説
1984年8月21日、18時58分ごろ、昭和60年台風第10号の接近に伴い、広島港宇品灯台の南南東約1,300メートルの地点で投錨して仮泊中だった本船に、走錨により操船困難となった自動車運搬船サターンダイヤモンドが衝突した。サターンダイヤモンドの右舷船首部が、本船の船首に後方から約70度の角度で衝突、サターンダイヤモンドと本船は錨鎖が絡んだまま、宇品島の方向へ圧流されたが、本船が錨鎖の根付けシャックルを解放して離脱した。衝突により本船は船首部が内側に曲損、前後のマスト、煙突、ハンドレール等に損傷を生じた。サターンダイヤモンドは右舷前部および左舷中央部外板に凹損を生じた。事故原因は、空倉状態のサターンダイヤモンドが、錨を増やすなど対策をとらずに走錨し、抜錨後の操船の準備も不十分で揚錨後に操船の自由を失ったため、とされた。
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