銀杏村の不思議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/03/25 03:31 UTC 版)
「にゃんこ亭のレシピ」の記事における「銀杏村の不思議」の解説
周辺の地元民には銀杏村(村の中に大きなイチョウの木があり、それが秋になるとたくさんの実をつけるため)と呼ばれるこの村には、数々の不思議な物や事柄が日常的に存在する。 死者の霊が実体化四十九日までの間は魂が地上にあるため、本気で願えば死者の姿を見、言葉を交わし、その体に触れること(ただし、氷のように冷たい)も可能。 毎年の盆には、現世に何らかの未練を残した死者達が、盆の支度をし、「帰ってきて欲しい」と心の底から願った家族のもとへ戻ってくる。氷のように冷たい体ではあるが、生きている家族と同じ物を食べ、生前と同じように行動できる。 おきつね様朗唱の話によると、作中のおきつね様が何代目かは判らないが、室町の頃から「おきつね様」は存在し、村の守り神として様々なことを祈ってきたらしい。 「神」に所属する存在ゆえに寿命が長く、子供神が生まれる間隔も長いため、村の年寄りたちにも、おきつね様の出産に関して知る者はいない。 村に呼ばれるこれが作品中で最大の謎。カツのように村で生まれ育ったわけでもないのに、朗唱やサトルのように訪れてそのまま居つく者や、ゴータのように村を訪れて去ったあとも、村で出会った不思議な出来事を忘れずにおり、戻ってきて村の住人になることを選ぶ者は、「村に呼ばれた」者として村人達から歓迎される。「村に呼ばれた」者の特徴として、よく知っている風景や食事の味ではないのに、それらに対して「懐かしさ」を覚える、というものがある。 逆に、「村に呼ばれない」者(ゴータのレストランを訪れた一般客など)は、村で不思議なこと(レストランを手伝うコギなど)に出会ったとしても、村を出ればそのことだけ忘れてしまうらしい。
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