部屋とYシャツと私とは? わかりやすく解説

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部屋とYシャツと私

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 06:35 UTC 版)

「部屋とYシャツと私」
平松愛理シングル
初出アルバム『MY DEAR
B面 GIRL FRIEND -Orchestra Version-
リリース
ジャンル J-POP
レーベル ポニーキャニオン
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間4位(オリコン
  • 初登場15位(オリコン)
  • 1992年度年間17位(オリコン)
  • 平松愛理 シングル 年表
    思い出の坂道
    (1991年)
    部屋とYシャツと私
    (1992年)
    マイ セレナーデ
    (1992年)
    テンプレートを表示

    部屋とYシャツと私」(へやとワイシャツとわたし)は、平松愛理の8枚目のシングル、また同曲を原案とした映画

    解説

    表題曲は、3枚目のアルバム『MY DEAR』からのシングルカット。4分の3拍子の曲。第34回日本レコード大賞・作詞賞を受賞した。歌詞の内容から、さだまさしのヒット曲「関白宣言」になぞらえ「女性版関白宣言」ともいわれる[1]2004年4月21日には、25枚目のシングル『YOU ARE MINE/部屋とYシャツと私2004』でセルフカバーし、2019年8月28日には同メロディーで本曲の続編的歌詞(アンサーソング)となる『部屋とYシャツと私 〜あれから〜』がリリースされた。

    平松の親友が結婚することになり、結婚式で1曲歌ってほしいという依頼をきっかけに新しい楽曲を1曲作ることとなり誕生したのが表題曲である。制作当時平松は結婚しておらず、2か月以上リサーチをした上で楽曲制作を行っている。実の母親に結婚して困ったことを訊いており、父親が泥酔し結婚していることを忘れて実家に帰ってしまったエピソードや、当時のディレクターの嘘をつくと瞬きが多くなるといった話から歌詞が生まれている。最初はちあきなおみの「四つのお願い」を参考にしたことも語られている。また、親友の結婚以前から担当ディレクターに女性版の「関白宣言」みたいなものを作ってほしいという話自体はあったという[2][3]。実際に親友の結婚式でこの曲を披露した際、新婦側と新郎側では反応が極端に違ったという[4]

    曲のタイトルに使われた"部屋"と"Yシャツ"と""の3つのワードは、結婚することで変わるものを意味している。住む場所が変わることから連想した"部屋"、多くの女性が男性が仕事で着る衣類を洗うようになることから"Yシャツ"、苗字が変わるということで"私"が使われた[3]

    カップリング曲は、2枚目のアルバム『とっておきの20秒』からの別バージョンである。

    100万枚以上を売り上げ[1]、平松のシングルとしては自身最大の売上を記録した。アルバム『MY DEAR』発売直後は話題にならず、有線でのリクエストなどから徐々にヒットしていった[5]

    2019年10月18日放送の『モノシリーのとっておき 最強チャレンジ映像祭2時間SP』内のZOZOTOWNのCM「ZOZO歌謡祭」にて、平松愛理が替え歌を披露した。なお、平松は実際にZOZOTOWNを普段から利用している[6]

    収録曲

    全作詞・作曲:平松愛理

    1. 部屋とYシャツと私
      (編曲:清水信之
    2. GIRL FRIEND -Orchestra Version-
      (編曲:藤野浩一
    3. 部屋とYシャツと私(オリジナルカラオケ)
    4. GIRL FRIEND -Orchestra Version-(オリジナルカラオケ)

    カバーした歌手

    など。

    映画

    1993年3月6日に公開。製作はセシール。上映時間は100分。同曲をモチーフにして、コーディネーターとして働く女性とその人間関係が織り成すラブストーリーが描かれている。

    キャスト

    スタッフ

    • 監督:今井啓毅生
    • 脚本:寺田敏雄
    • 原案:平松愛理
    • 主題歌:平松愛理「部屋とYシャツと私」
    • 音楽:藤野浩一
    • 撮影:今泉尚亮
    • 録音:谷村彰治
    • 照明:須永裕之
    • 編集:鵜飼邦彦
    • 助監督:佐藤隆之
    • プロデューサー:田辺隆史、竹本克明、高橋千尋、坂上也寸志
    • エグゼクティブプロデューサー:今井康次、中川完治
    • ゼネラルプロデューサー:正岡道一
    • 企画:博報堂
    • 制作協力:東北新社
    • 製作:セシール
    • 配給:ポニーキャニオン

    脚注

    1. ^ a b 産経新聞』1993年4月9日付東京夕刊
    2. ^ (インタビュー)「『部屋とYシャツと私』平松愛理 8割が反対した“意味深”曲の誕生秘話…「30年後版」には手応えも」『Smart FLASH』、株式会社光文社、2024年5月3日https://smart-flash.jp/entame/284485/1/1/2024年5月16日閲覧 
    3. ^ a b (インタビュー)「「親友の結婚式で歌ったら新郎側はドーンと引いちゃって」 平松愛理が語る「部屋とYシャツと私」誕生秘話」『デイリー新潮』、株式会社新潮社、2024年3月20日https://www.dailyshincho.jp/article/2024/03201040/?all=12024年5月16日閲覧 
    4. ^ “平松愛理「部屋とYシャツと私」 友人の結婚式では両極端すぎる反応「新婦側はドーンとウケたけど」”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン株式会社). (2022年11月17日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/11/17/kiji/20221117s00041000574000c.html 2024年5月16日閲覧。 
    5. ^ (インタビュアー:北武司)「平松愛理が語る『部屋とYシャツと私』秘話 きっかけは親友の結婚式」『NEWSポストセブン』、株式会社小学館、1頁、2021年7月25日https://www.news-postseven.com/archives/20210725_1676611.html?DETAIL2024年5月16日閲覧 
    6. ^ 大友康平、相川七瀬、PUFFYらが名曲に乗せて「ZOZOTOWN」の魅力をPR! (2/3)ザテレビジョン、2019年10月18日 20:00 配信

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